2024/06/10 09:33

毎年恒例の6月号での商品案内は『冷やし中華』です。
5月から未だか未だかの声をいただいていましたので、
梅雨入り前ではありましたが、今年も仕入れました。

で、裏面の「米屋の親父の配達日記」は
『種子を守る会 香川』の総会の記事です。

 先月につづいて6月もいろんな総会が予定されています。
「種子を守る会香川」の総会はほぼ問題なく事業報告・予定、
会計報告・予算案などが次々と承認されていきました。

丸亀などの市議からも有機給食・認定農家などに関して、
貴重なアドバイスなどもいただき、
今年度の活動計画に活かしていくことを確認しあいました。
また、出席者の有機認定農家からは、
今年度の丸亀市の小中学校への有機給食の食材提供の話と、
飯山の小学校で5年生向けに有機食材に関する食育も行う予定があるとの報告がありました。
また、丸亀市では市内就農者の有機JAS取得に関する補助金も予算化しているとのこと、
丸亀の姿勢の素晴らしさをあらためて認識しました。

 食品を扱っているといろんな矛盾・問題を日常的に目にしていますが、
例えば『国内製造』というちょっと如何わし気な表示を目にします。
当店でも健康食品業者からの提案の商品を仕入れてみたところ、
原料表記の中に見つけました。
メーカーに問い合わせたところ、
「原料の小麦は輸入物だけど、吟味して国内の製粉工場で加工しているので問題ない」という返事。

 私自身は輸入物に対してそれほど偏見はないけど、
それだけに正直さに欠けるのは嫌な気持ちになります。
添加物にしても、原料の1次加工の際や輸送時の保存剤などは、
最終の製品には表示義務がないなど、
いろんな抜け道が用意されています。

 諸外国では使用禁止、あるいは基準値が日本より100倍以上も厳しい農薬・化学物質もありますが、
日本向けの製造ラインでは日本の基準に合わせている農産物・商品があります。
食の現実を知り、危機的状態から家庭を守る方法として、
昨年も種子を守る会香川で講演いただいた鈴木宣弘先生、印鑰智哉先生と
安田節子さん共著の『命を守る食卓 』がお薦めです。

『国内製造』の表記への対応策としては自治体表示条例を作るのが最善だと思いますが、
条例となると現実にはハードルが高いです。
そこで、次善の策として「丸亀セレクション」のうような認定制度の活用が面白いのではないかと、
種子を守る会 香川の会長から教えていただきました。

      ”丸亀市で製造、加工された物又は生産された農林畜水産物で将来性及び市場性のあるも
     のについて、「丸亀ブランド」として認定することにより、その商品(以下「丸亀セレ
     クション」という。)の認知度を高め、販路拡大と地域産業の活性化につなげる。”

 という制度です。
詳しくは右のQRコードから案内をお読みください。

尚、モリエのポン菓子機もとうとう圧力メーターへのノズルが詰まり、
ついに新品交換となりました。
おかげさまで、快調に新商品も製造しております。