2016/08/23 14:14

邦題「死刑台のメロディー」で有名な
アメリカ史上最大の冤罪事件で犯人とされたニコラ・サッコとバルトロメオ・ブァンゼッティが
1927年の今日、死刑になりました。
「戦争はごめんだ。我々はなぜ殺し合うんだ?」
軍靴の響きがどんどん大きくなるころ、
最下層の労働階級の二人は徴兵拒否のグループに入っていました。
しかも、イタリア移民ということで差別される中、
銀行強盗の犯人として逮捕されます。
検事に金で雇われた目撃者の証言で、死刑判決を受け、
世界中から冤罪批判の声が届いたにもかかわらず、
処刑の日を迎えたのです。
50年後にマサチューセッツ州知事デュカキスは二人への裁判は偏見に基づいたものであったことを認め、
無罪を宣告し、8月23日を「サッコとヴァンゼッティの日」と宣言しました。
ただし、司法は今日まで冤罪を認めてはいません。
古い、他国の話でないことを祈ってます。