2016/06/19 11:35

 1846年の6月19日、ニュージャージーで公式記録に残る史上初の野球の試合が開催されたそうです。
 1962・3年頃、善通寺市の四国学院大学のキャンパスの芝生グラウンド。
かつての日本陸軍の騎兵隊跡に四国基督教学園として創設されたことから、
私の子どもの頃は「キリキョウ」の呼び名で親しまれていました。
学内にはまだあちこちに兵舎やら厩舎やらがそのまま残されていて、
私たちには恰好のあそび場でした。

今も残る2号館はなかなかの風格ですけど、
小学生の私たちにはレンガの倉庫やら、
木造漆喰の(多分)厩舎の方が冒険心を掻き立ててくれるものでした。
 それと芝生が広がるグラウンド。
当時は学生数が極端に少なくて、校舎の南に広がるカイズカに囲まれた芝生のキャンパスでは
陸上部の学生が普通にやり投げの練習をしていたものです。

ボクらは放課後にいそいで集合すると、隣の小学校のチームとすぐに野球の試合です。
人数が揃わないとき(たいていはそれが普通)は三角ベースボール。
1塁、2塁、ホームベースです。
ほとんど出番を回してくれない2年生以下も、球拾いや応援で熱中出来ていたように思います。

いつ勝負がついたのかわからないままに日が暮れて、
家に帰れば夕飯までの足しにおむすびを頬張り上機嫌。
麦茶と塩むすびがボクらのうれしいエネルギー源。
それだけでシアワセでいられたあの頃、
夢は無限に広がっていた。